苫小牧市20年度ごみ量は過去10年で最少 コロナ禍影響で家庭系は増加、事業系は減少

苫小牧市内のごみ総量の推移

 苫小牧市のまとめによると、2020年度に市内で発生したごみの量は家庭系と事業系の合計で5万6452トンとなり、過去10年で最少だった。前年度比41トン減とほぼ横ばいだが、家庭系は家庭ごみが完全に有料化された14年度以降で最多、事業系は最も少なかった。新型コロナウイルス感染拡大に伴う在宅時間や料理のテークアウト需要増が家庭系の増量、飲食店の休業などが事業系の減量につながったとみられる。

 市内のごみの量は13年7月に家庭ごみ収集手数料が有料化されて以降、ほぼ横ばいで過去5年は年間5万6493トン~5万7661トンの間で推移。このうち、家庭系はおおむね3万4000トン前後で、ごみ総量の6割程度を占めてきた。

 20年度は家庭系が前年度比3・8%増の3万5661トン、事業系は6・1%減の2万791トンだった。

 市ゼロごみ推進課は、新型コロナ流行に伴う新たな生活様式の浸透で、マスクや紙ナプキン、ウエットティッシュといったごみが増えていることなどが家庭系ごみの増加の要因と分析。料理のテークアウト需要の高まりもあって1人1日当たりの家庭ごみ排出量は20年度は574グラムと、市一般廃棄物処理基本計画で目標値としていた530グラムを大幅に超えた。

 一方、事業系は年々減少。ごみの分別を適正に行う事業者が増えてきたことに加え、緊急事態宣言期間中の飲食店の休業や営業時間短縮なども影響したとみられる。

 市は20年度のごみ量を踏まえ、同計画の24年度までの目標値を修正。21年度は1人1日当たりの家庭ごみ排出量をコロナ前(19年度)の550グラムに戻すことを目標としており、ごみの総量を昨年度よりも抑制したい考えだ。家庭ごみの分別方法などを確認できる市の独自のスマートフォンアプリの活用を促すなど、啓発活動に力を入れていく。

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