苫小牧市議会の有志でつくる「子どものいのちを守る議員連盟」(矢嶋翼会長)は7日、市内双葉町の市こども相談センターを訪れ、市や室蘭児童相談所苫小牧分室の担当者らと児童相談の現状について懇談した。
今年1月に苫小牧分室が開設されたことや、昨年市内で幼児死体遺棄事件が起きたことを受け、今年3月に全市議28人中24人で発足。子どもの命を脅かす諸問題の改善を目指し、啓発活動や調査研究などに取り組む。
発足後初の活動となったこの日は20人が参加し、懇談の中で苫小牧分室の板橋潔分室長はケースによっては初動段階から市と苫小牧分室が連携して対応に当たり、一時保護の迅速化が図られていることを説明。市こども相談課の齋藤健巳課長は虐待通告について「中には被害児童の友人が虐待に気付き、学校の先生に相談して通告につながったケースもある」と述べた。
室蘭児相の箭原信継所長は「苫小牧は道内でも特に重大な虐待事案が多い地域」と指摘。深刻なケースにも十分に対応できるような人員確保が課題となっていることを強調した。
子どもを一時保護する際、保護者の同意を得るという点に疑問を呈した市議も。箭原所長は「保護者の同意を得ずに所長権限で保護することは可能だが、子どものその後について保護者と速やかに話し合える関係性を保つためにも、最初から職権を乱発しないほうがいいケースもある」と理解を求めた。
懇談後、市議たちはセンター内を視察し、施設の機能や設備を確認した。
















