仲間との再会に笑顔 むかわ町社協 「なかよし広場」再開

仲間との再会に笑顔 むかわ町社協 「なかよし広場」再開
椅子に座ったままできる体操で体を動かす参加者

 むかわ町社会福祉協議会は9日、汐見地区にある漁村センターで地域高齢者の集い「なかよし広場」を約1年8カ月ぶりに再開した。参加者は仲間との再会を喜びながら体操や折り紙、ゲームなどを楽しみ、和やかな時間を過ごした。

 なかよし広場は、町社協の職員やボランティアが各地域にある会館を巡回し、地域の住民と交流するサロン。鵡川地区では例年6回を計画しているが、昨年から続く新型コロナウイルス感染拡大の影響で2019年11月を最後に1年半以上中止となっていた。

 従来は昼食を挟んでゲームやカラオケ、合唱などを行っていたが、感染症対策として午後の1時間ほどに時間を短縮。地域住民7人とボランティア12人が参加し、脳トレ体操や折り紙、ゲームなどで久しぶりに盛り上がった。以前から参加していた三上京子さん(83)は「食事や好きなカラオケがないのは残念だが、楽しかった。何よりみんなの顔が見られてうれしい」と笑顔を見せていた。

 町社協によると、これまで「(感染が)怖いから行けない」と危惧する声が多かったが、「徐々に人と接する機会が減って『寂しい』という声が増えてきた」と説明。鵡川地区は65歳以上のワクチン接種がおおむね完了しており、佐藤会長は「皆さんが少しでも楽しい気持ちになり、有意義な時間を過ごせるようにしたい。1年半以上のブランクを取り戻し、あすからの生活に生かしてもらえたら。小規模にはなるが、少しずつ再開していきたい」と話していた。

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