日本野鳥の会によるオオジシギ保護調査プロジェクトの一環で、勇払原野を繁殖地とする渡り鳥オオジシギの調査が苫小牧市内の弁天沼で進んでいる。10日は市内の小中学生らでつくる「オオジシギ調べ隊」が現地を訪れ、オオジシギに調査用の標識を取り付ける作業などを見学した。
調べ隊は、2018~20年に勇払原野や豪州でオオジシギの生態を学んだ市内3家族10人とウトナイ湖サンクチュアリのレンジャーらで構成。昨年1月には豪州での調査活動にも参加している。
この日は同会自然保護室主任研究員の浦達也さん(44)らが現地を案内。日本から豪州までの渡りの経路の調査を続けていることや追跡用の電波発信機を取り付ける「バンディング」作業について説明した。
将来、野鳥の研究に関わる仕事に就きたいという苫小牧青翔中2年の原田雛寧(ひなね)さん(14)は「生態の謎に迫るには、いろんな技術が必要と知った。参加するたび、どんどん鳥が好きになる」と目を輝かせていた。
オオジシギは、主に市内の湿地帯で繁殖し、豪州で越冬する渡り鳥。開発によって世界的に湿地が減少する中、環境省のレッドデータで準絶滅危惧種に指定されている。
















