厚真町の「あつまビーチクラブ」に所属する丸山晴凪さん(14)=厚真中3年=と村上慶砥君(10)=上厚真小5年=が、8月21日から福島県南相馬市北泉海岸で開かれる第55回全日本サーフィン選手権大会に北海道支部代表として出場する。それぞれ今月4日に浜厚真海岸で開催された道支部予選の年代別各クラスで優勝し、代表権を獲得。12日に町役場を訪れ、宮坂尚市朗町長に決意表明した。
全日本選手権は、日本サーフィン連盟が主催するアマチュア国内最高峰の位置付けとなる大会。全国各地の予選を勝ち抜いた各年代のトップ選手が集い、クラスごとにタイトルを競う。昨年は新型コロナウイルスの影響で大会が中止となったため、丸山さんは2年ぶりの本戦切符。村上君は初の出場権を手にした。
競技は4人ずつ行い、グループ内で得点の高い2位までが次のステージへ進むことができる。2人は学校がある日は毎日朝と夕方の2回に分けて1日計4時間ほど、土日、祝日はほぼ一日、海で練習漬けの日々を送っており、1カ月後の本番に向けてさらに技術の向上を図っていく。
大会は21~28日の期間で開催。13~16歳のボーイズクラスに参戦する丸山さんは、2年前の大会では初戦を突破したが、続くステージで惜しくも敗れた。ベスト16止まりだった前回の悔しさを踏まえ、「今回はファイナルまで行きたい」と闘志を燃やす。12歳以下のキッズクラスに挑む村上君は「まだ力が足りないが、腕を磨いて頑張りたい。1回戦は勝ちたい」と意気込みを語った。

















