卓球の北海道菊卓会に所属する藤田小百合(泉野小2年)、田澤昊汰(同)、近田彩梨(澄川小6年)の3選手が、22~25日にグリーンアリーナ神戸=神戸市=で開かれる全日本卓球選手権大会ホープス(5・6年)、カブ(3・4年)、バンビ(1・2年)の部に出場する。6月に釧路市などで開かれた北海道代表選考会で好成績を挙げ、それぞれ初の全国切符を獲得。菊卓会の菊池吉幸代表は「コロナの影響でまともに練習ができない中、明るく元気に頑張ってくれた。全国でも楽しくプレーを」と期待する。
卓球
日本卓球協会が主催する小学年代の全日本選手権はホープス、カブ、バンビの年代、男女別6部門に分かれて行われる。全国の予選を勝ち抜いた精鋭987人がエントリー。部門ごとに予選リーグと決勝トーナメントを繰り広げる。
藤田は、道選考会女子バンビの部トーナメントで見事優勝。思い切りのいい攻めの卓球が光った。「優勝するつもりだった。最後まで諦めないでプレーできた」と胸を張る。
象徴的だったのは志田(恵庭少年団)との決勝。セットカウント1―1で迎えた最終第3セットにポイント3―6とリードされ、一瞬「負ける」と思ったが、菊池代表の助言もあってサーブで相手を翻弄(ほんろう)し逆転勝利につなげた。
台上技術やサーブ力のさらなる向上を図っている。「全国でも諦めないプレーがしたい」と意気込む。
道選考会男子バンビの部代表決定戦を制し、全国大会出場に滑り込んだ田澤。初戦のトーナメント2回戦でまさかの敗戦を喫したが、「全国に行きたい」と強い気持ちで臨んだ敗者による代決では佐藤(佐藤クラブ)に2―0で快勝。全国では「チャンスボールをしっかり決めていきたい」と闘志を燃やす。
女子ホープスの近田は、東アジアホープス日本代表選考会(1月、福岡県)第2ステージ進出者の高橋(スネイルズ)に惜敗。代表決定戦に回ったが、「負けたことは忘れて試合に集中できた」と海野(千歳少年団)を2―0で冷静に下した。
見据える全国大会には、さらなる強敵がひしめく。「立ち向かっていけそう」と頼もしく語った。

















