落札総額225億円 セレクトセール盛況で幕 2年ぶり歴代最高更新

落札総額225億円 セレクトセール盛況で幕 2年ぶり歴代最高更新
最高額4億1000万円で落札された「セルキスの2021」(手前)=日本競走馬協会提供

 日本競走馬協会が主催する国内最大のサラブレッド競り市「セレクトセール」は13日、苫小牧市美沢のノーザンホースパークで当歳馬(0歳馬)の競りを行い、閉幕した。2日間合計で439頭が取引され、落札総額は2年ぶりに歴代最高を更新する225億6100万円。新型コロナウイルス感染拡大の影響もみられず、同協会の吉田照哉会長代行は「(同セールを)魅力を持って見ていただき感謝している」と笑顔を見せた。

 同セールは今年が24年目。落札総額の過去最高は2019年の205億1600万円だったが、これを20億4500万円上回った。消費税だけで22億5610万円という破格の取引。今年は1歳馬、当歳馬計489頭がエントリーし、このうち上場は472頭、欠場は17頭だった。落札率は93%(前年比2・1ポイント増)、1頭当たりの平均落札額は5139万円で、いずれも歴代最高を記録した。

 13日は当歳馬の競りを行った。前日に1歳馬落札額の歴代最高を更新した熱気そのままに、上場230頭のうち213頭が取引され、落札額は当歳馬としては初の100億円超えとなる109億2300万円。落札率は92・6%(同2・8ポイント増)だった。

 中央競馬の2013年度日本ダービー馬キズナ産駒の「セルキスの2021」(牡)が2日間を通して最高値の4億1000万円で落札されたほか、同年度代表馬ロードカナロア産駒の「ヤンキーローズの2021」(牡)が3億7000万円などで取引された。

 これまで同セールの主役を担ってきたディープインパクト産駒の上場は今年が最後となったが、新種牡馬の17年度日本ダービー馬レイデオロ産駒がデビューするなど明るい話題も多く、1億円を超える馬は1歳馬28頭、当歳馬24頭の計52頭に達した。

 吉田会長代行は競り終了後の総括インタビューで「ディープインパクト、キングカメハメハもいなくなり、総額が下がるのもやむを得ないと思っていた」と率直に振り返り「総額が昨年よりも20・3%も上がるなんて驚き。日本馬のレベルは高い」と胸を張った。

 また、人気ゲーム「ウマ娘」で知られるIT企業サイバーエージェントの藤田晋社長の初参加が注目されたことに「18頭で(税込み)25億円も使っていただいた」と感謝。「今年は購買者登録も昨年から1割増の750人近く。新しい人が増えた。高額馬が買えない人も、違う馬を競ってくれた」と分析していた。

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