電話の着信時、「通話内容を自動録音します」とメッセージが流れる自動通話録音機。全国でも被害が相次ぐ特殊詐欺被害を防ごうと、苫小牧市が高齢者世帯に無償で貸し出している。市民生活課の須藤主査は「台数に限りはあるが未然防止に非常に有効。不安な方はすぐに申し込みをしてほしい」と利用を訴える。
録音機を自宅の固定電話に取り付けることで、着信があった際に警告メッセージが流れ、通話内容が自動で録音される。しつこい勧誘や体調不良などの際に緊急事態を知らせるボタンや、受話器外れ防止機能などの機能も搭載されている。貸し出し対象は▽満70歳以上の高齢者が属する世帯。貸与期間は2022年3月31日まで。申し込み・問い合わせは同課消費生活担当 電話0144(32)6306。
苫小牧署によると、詐欺とみられる予兆電話の相談は1月から10件ほど同署に寄せられている。主な内容は、市職員を語る人物からの「介護保険の戻り金がある。申請書を送ったが、確認したか」「銀行から電話をかけるようにするので、利用している銀行を教えてほしい」「手続きできるのはATM(現金自動預払機)なので向かってほしい」といった内容。
同署は特殊詐欺手口の大半が電話での接触(会話)がきっかけで、犯人と接触しなければ被害に遭わないとし、「留守番電話の設定」「ナンバーディスプレーで番号確認」「自動通話録音機の導入」を促す。電話で「還付金」「裁判回避の示談金」「情報抹消(まっしょう)のための委託料」など金の話になった場合は詐欺を疑い、家族や警察に必ず相談するよう呼び掛けている。
















