操業期間前年の半分 漁獲量上限に到達 毛ガニ籠漁操業終了

操業期間前年の半分 漁獲量上限に到達 毛ガニ籠漁操業終了
7日間で漁獲上限に達した苫小牧の毛ガニ

 苫小牧漁業協同組合(伊藤信孝組合長)の毛ガニ籠漁は19日、漁獲量が上限の27・34トンに達したため、操業を終了した。前年と比べて漁獲枠が5トン近く増えたにもかかわらず、操業は前年の半分のわずか7日間となった。同漁協は「資源が順調に回復した結果」としている。

 胆振太平洋海域の毛ガニ籠漁は今年、漁期は10日から8月20日まで。同漁協は12日にカニ籠漁業部会の漁船16隻で漁を開始し、休漁日を除く7日間にわたって漁を行った。前年は上限22・69トンを14日間で漁獲したが、今年のカニ籠はさらに入れ食い状態となった。

 1キロ当たり卸値の平均単価は税込み約4300円、漁獲高は同約1億2000万円。豊漁で単価は前年より400円ほど下回ったが、漁獲高は1割弱増となった。同漁協は「今年は身入りがいい。地場産の旬はひと味違うので、ぜひ味わって」とPRしている。

 一方、短期間の漁期満了は漁船の燃料代がかさまないなど漁業者には効率的だが、消費者にとっては旬が短いデメリットも。港町の鮮魚店を訪れた市内の女性(68)は「高価なので贈り物にするか、家で食べるならお盆とか特別な時期」と購入を見送っていた。

 毛ガニ漁は道が資源調査の結果を踏まえて漁獲枠を決め、水揚げは甲長8センチ以上の雄に限定するなど、厳しい資源管理を行っており、近年は順調に漁獲枠を拡大している。

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