取り組みをプレゼン 鵡川高3年 10グループが発表 「むかわ学」中間報告会

取り組みをプレゼン 鵡川高3年 10グループが発表 「むかわ学」中間報告会
現在進めている企画や今後の展望について発表するグループ

 鵡川高校(三村素道校長)の3年生が20日、「むかわ学」を通じて学んだことを地域の施策として町へ提言する発表会(12月予定)に向けた中間報告を同校で行った。地域の課題解決に向けた取り組みや商品開発、イベント企画などについて現状の進み具合をプレゼンテーションし、今後の方向性を確認した。

 各分野に分かれた計10グループが5分ほどの発表を行い、観光協会や教育委員会などからアドバイスを受けた。福祉分野では、町内における少子高齢化の現状を踏まえた高齢者と幼児が触れ合う場の創出について検討し、「施設の有効活用や高齢者の生きがい、安心して住み続けられる町へつながるのでは」と説明した。

 観光分野では、地元の豚肉や野菜を具材にした肉まんを作る案を考え、学生をターゲットにした駅前通りのスーパーや町外者が訪れる道の駅で販売する構想を発表。別のグループは、高齢者も優雅なアウトドアを楽しめるグランピングを穂別地区で開催し、「町全体の活性化につなげたい」と提案した。

 恐竜の分野では、昨年度の卒業生による恐竜関連の仮装をするハロウィーン企画を引き継ぎ、「他の地域から人を呼び込み、まちの魅力を知ってもらいたい」と説明。来町者の宿泊施設や駐車場の確保、新型コロナウイルス感染症対策などを課題に挙げた。

 今回発表したテーマは、地域の協力や助言、実践の場を通じて検証するなど、12月の提言発表会に向けて磨きを掛けていく。

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