通学路の安全対策推進 市、ガードレール設置を優先

通学路の安全対策推進 市、ガードレール設置を優先

 今年6月に千葉県八街市でトラックが小学生の列に突っ込み、児童5人が死傷した事故を受け、苫小牧市の岩倉博文市長は21日の定例記者会見で、市内小学校の通学路でガードレール設置に特化して安全対策を進める方針を示した。従来から独自財源で進める道路交通安全対策事業の一部を見直し、ガードレール設置を最優先。今後の点検結果次第では補正予算措置も視野に入れている。

 千葉県の事故がガードレールのない通学路で起きた点を踏まえ、対策の優先度を一部変更する。強化対象路線は▽新たに通学路となった路線▽過去の点検以降、現地の状況が変化した場所▽住宅街で抜け道に使われている交通量の多い通学路。

 市は通学路の安全対策として、2014~18年度に独自財源で約1億4000万円の事業費を組み、小学校周辺で歩道の拡幅工事、ガードレールや警戒標識の設置を実施。20年度から5年間で通学路全体の安全対策を順次講じる計画を立て、年間4500万円の予算を組んでいる。今後はこの予算内でガードレール設置を優先する考えだ。

 これまでも対応は学校や地域などの要望を踏まえ、職員が現地を点検した上で判断している。千葉県の事故に伴う国からの点検要請を受けて、警察や市教育委員会などと合同点検を予定しているため、点検結果によって対策場所が増える可能性もあるという。

 同日の記者会見で、岩倉博文市長は「子どもたちの安心、安全のため、スピード感を持って対応したい」と強調。状況に応じて9月定例会に補正予算計上も見据える。今年度のガードレール設置は、移転、改築された東小学校区、明徳小の閉校により通学路が広がった錦岡小学校区など、5校区を想定している。

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