児童、生徒がオンラインゲームを利用し、高額課金されるトラブルが苫小牧市内でも後を絶たない。市消費者センターには今年も6月末までに、保護者から5件の相談が寄せられており、市は保護者向けに啓発リーフレットを作成。市内全小中学校に配るなどし、トラブル未然防止を促す。
同センターによると、相談件数は2018年3件、19年10件、20年6件と増減を繰り返しているが、課金の高額化や低年齢化が目立つ。過去には100万円を請求されたケースもあったという。担当者は「目に見えないお金が動くため、子どもたちも(課金サービスを)使っている感覚が少ない。保護者がパスワードなどの管理を徹底して行うことも大切」と呼び掛けている。
今年もコロナ下の夏休みが始まる。市は、自宅で子どもたちがゲームをする時間が増え、トラブルの機会も広がることを懸念。保護者にゲーム課金について知ってもらい、家庭でのルール作りなどに役立ててもらえるよう急きょ、リーフレット作成を決めた。市民生活課の須藤正樹主査は「記載されているトラブル事例や注意ポイント、アドバイスを参考にしてほしい」と話す。
各校とも夏休み前のホームルームなどで児童、生徒に配布。苫小牧市日新小学校4年2組では15日、担任の中村圭教諭が「家族や自分たちが困ることになる。ゲームをする際は工夫を」と呼び掛けながら手渡した。瀬川恵校長は「課金トラブル予防は重要課題の一つ。保護者らと連携し、被害の未然防止に力を入れていく」と語った。
















