道内でデルタ株急増 陽性率40%超 知事が強い警戒感

記者会見で急増するデルタ株への警戒感を示した鈴木知事=20日、道庁

 札幌市を中心に新型コロナウイルスの感染が再拡大する道内で、デルタ株(インド由来の変異株)疑いの感染者が急増している。7月13~19日の週に確認されたデルタ株疑いの陽性者は145人となり、前週(7月6~12日、71人)に比べ倍増。スクリーニング検査から検出されたデルタ株の陽性率も前週の28・1%から41・1%にはね上がっている。鈴木直道知事は20日の記者会見で「特に札幌市内でのデルタ株の市中への広がりが懸念される」と警戒感を強めている。

 デルタ株の感染性は従来株の1・95倍、アルファ株(英国型)の1・5倍高いと推計する研究もある。道内では11日に特措法に基づく「まん延防止等重点措置」が解除されて以降、感染が急拡大している状況について、「感染のスピードが速くなっているのも、デルタ株が影響しているのではないかと想定している」(知事)と分析する。

 道内のデルタ株疑いの陽性者は、21日現在で計230人確認。うち7割を札幌市が占める。知事は13~19日の直近1週間と、前の週を比較してデルタ株の事例が倍増し、陽性率も40%を超えたことを説明。道内より先行して感染拡大の「第5波」が襲来している東京都の感染状況にも言及し、「4連休の23日には、東京ではデルタ株が6割以上を占めるのではないかと推計されている」と指摘した。

 道内においても「今後、さらにデルタ株への置き換わりが進んでいくことが想定される」と危機感を示し、感染拡大を抑えていくためには「人と人との接触を徹底的に抑えていくフェーズ(局面)になってくる」と強調。20日には再び特措法に基づく「まん延防止等重点措置」を国へ要請。国は慎重姿勢で適用時期は見通せないが、「本格的な夏休みシーズンに入り、爆発的な感染拡大が懸念される。申請を速やかに検討してほしい」と国に求めている。

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