道内で新型コロナウイルスの感染が再拡大する中、道は4連休初日の22日、独自の「夏の再拡大防止特別対策」の内容を一部強化して再始動させた。早くも感染拡大の「第5波」襲来の兆しが見える、道内の中心都市・札幌の対策を強化したのが特徴。鈴木直道知事は「人と人との接触を低減するため、札幌市内においてはできる限り外出を控える、道民の皆さんにも札幌市との往来をできる限り控えてほしい」と呼び掛けている。
道は、札幌市を対象区域にコロナ対応の特措法に基づく「まん延防止等重点措置」を国に要請中。ただ、国が適用に慎重姿勢であるため、道独自の「特別対策」の内容を改訂して22日から仕切り直しした。期間は8月22日まで。重点措置が適用された場合は、対策内容を再度見直す。
人口10万人当たりの新規感染者数が22日現在で「27・1人」と、国の緊急事態宣言の目安となる「ステージ4」の基準(25人)を上回っている札幌市の対策を強化。同市内で市民に不要不急の外出・移動の自粛を求めたほか、学校の部活動は厳選して実施することを要請。高校・特別支援学校には時差通学の導入も奨励。当初25日までとしていた飲食店の時短要請(営業時間午後9時まで、酒類提供は同8時まで)を8月22日まで延長。酒類提供に関しては▽同一グループの入店は原則4人以内▽アクリル板の設置▽食事中以外のマスク着用▽滞在時間は2時間程度―などの要件を満たさない場合は、提供しないことを求めた。
札幌市内の公立施設は、原則休館に。ただ、子どもたちの学習機会を確保する観点から円山動物園など一部施設は休園・休館しない。また、特別展の前売り券を販売した道立近代美術館などは一部コーナーに限って開館している。
全道域(札幌市以外)の住民には、札幌市との不要不急の往来自粛を要請した。
新たな対策を再始動させた4連休初日の22日の札幌市中心部は、普段の休日と変わらない人出に。知事は「本格的な夏休みシーズンに入り、爆発的な感染拡大が懸念される。警戒のレベルを最大限に上げて、全道が一丸となってこの難局に立ち向かっていかなければならない」と道民に協力を求めている。
■道が改訂した「夏の再拡大防止特別対策」の主な内容
(期間・7月22日~8月22日)
【重点地域(札幌市)の対策】
・不要不急の外出・移動の自粛。
・飲食店の営業時間は午後9時までの時短を要請。酒類提供は午後8時までだが、一定要件(原則4人以内、アクリル板設置、滞在2時間程度など)を満たさない場合は提供しない。
・全国的な移動が見込まれるイベントの開催は慎重に検討。
・イベント人数の上限は5000人または収容人数の50%以内(最大1万人)のいずれかの多い方。開催は午後9時まで。感染対策が徹底されない場合、酒類は提供しない。
・高校、特別支援学校は通勤状況を踏まえ、必要な場合は時差通学を実施。
・部活動は活動を厳選して実施。各競技団体のガイドラインに基づかない対外試合は自粛。
・公立施設は原則、休館。
【道内全域(札幌市以外)】
・札幌市との不要不急の往来自粛。
・イベント人数の上限は5000人または収容人数の50%以内(最大1万人)のいずれかの多い方。
















