登別市の水族館・登別マリンパークニクスで18日に生まれたカマイルカの雌の赤ちゃんが死んだと、同館が発表した。
酪農学園大学(江別市)で解剖した結果、肺に水がたまったことが死因と分かった。飼育下にあるカマイルカの出産は道内初の事例だったが、同館は「非常に残念だ」と話している。
同館によると、赤ちゃんイルカは生まれた後、母親に寄り添いながら元気に泳いでいたものの、21日午後に容体が急変し、呼吸が停止したという。
飼育下にあるイルカの繁殖は難しく、生まれてすぐに死ぬケースも少なくない。このため、同館の飼育員は3時間ごとにミルクを与えるなど、24時間態勢で慎重にケアしたが、無事に育たなかった。
同館は「今後、母親イルカの産後の体調回復に努めていきたい」としている。

















