白老町議会は26日、定例会7月会議を開き、2021年度一般会計補正予算案など議案3件を原案通り可決した。
補正予算では、病院改築事業に絡む国保病院事業会計への操出金2760万3000円を今年度一般会計に追加。同会計の総額を105億7502万4000円とした。
また、定例会では、20年3月に廃止したバイオマス燃料化事業施設「エコリサイクルセンターしらおい」の遊休設備を売却する財産処分案を可決した。処分するのは高温高圧処理設備やボイラーなど9設備で、札幌市の一般社団法人に2700万円で売却する予定。
エコリサイクルセンターしらおいは、紙類や廃プラスチックの一般廃棄物を原料に地元製紙工場のボイラー用固形燃料を生産する施設として、09年4月に稼働を開始。しかし、問題となった固形燃料の品質が改善できなかったため、町は燃料化事業を廃止した。
遊休設備売却後の施設について町は、有効活用を検討する。

















