長年、大事にしてきた人形や縫いぐるみを供養する「人形供養祭」が29日、苫小牧市民斎場の美原メモリアルホールと明野ホール、室蘭市民斎場雲上閣メモリアルの3会場で同時開催された。各会場の祭壇に多数の人形が並べられ、参列者たちが静かに別れを告げた。
人形の処分に困っている人が多い実情を踏まえ、3会場を運営するめもりあるグループが初めて実施。苫小牧市明野新町の明野ホールには、受け付け開始前に約20組が訪れるなど来場者が相次ぎ、ビニール袋いっぱいにキャラクターの縫いぐるみや西洋人形、こけしなどが持ち込まれた。人形は次々と祭壇に並べられ、市民らが手を合わせて焼香した。
市内美園町の無職前北真一さん(72)は、かぶとやひな人形など3袋分を持ち込み、「なかなか処分できなかったので、ありがたい」と話した。同ホールのチーフ北村昌弘さん(37)は「真心を込めて供養する。今後もこのようなイベントを通じ、社会貢献していきたい」と述べた。
人形は30日に美原メモリアルホールに集められ、室蘭市の日蓮宗立雲寺の僧侶が読経、供養。31日に同社の動画投稿サイト「ユーチューブ」で配信した。
















