秋元克広札幌市長は30日、国が北海道を含む5道府県への「まん延防止等重点措置」の適用を決定したことを受けて記者会見し、「道とも連携し速やかに感染拡大防止策に取り組みたい」と述べた。同市内の新規感染者数はここ数日、100人超となっており、「厳しい状況。減少に転じる要素はない。8月からは保健所の応援態勢を強化し、感染拡大防止策を徹底する」との考えを語った。
再三にわたる政府への要請での「まん延防止等重点措置」適用のタイミングについて「本来なら4連休前に人の流れを抑制したかったが、きょうに至った。道外からの来道を控えていただくには国の措置が必要だ」と指摘。インド由来の変異株による拡大を危惧しながら、「市民、事業者の皆さんには重ねてご協力いただきたい」と訴えた。
また「札幌市で拡大しても全道では国の警戒ステージに至っていない。結果的には(こうした)タイムラグが生じる。(迅速な対応のため)適用は災害と同様、知事や政令指定都市の市長に任せてほしい」との考えを示した。
ただワクチンの接種状況では「接種が進んでいる高齢者に陽性者が減少し効果が出ている。他の世代への接種を進めていきたい。接種体制は整っている。ワクチンの供給を前倒ししてほしい」と述べ、政府の対応のスピードアップを望んだ。併せて「8月2日からの『まん延防止等措置』期間中(31日まで)は、オリンピックのあるなしにかかわらず来道を控えていただきたい」と強調。強化策として「陽性患者の行動履歴では酒を伴う飲食の感染リスクが高い。若者の路上飲みなどに強い対策を取らざるを得ない」とした。
同市は8月いっぱい、現行500人の保健所応援体制をさらに200人増やし、最大1000人規模に拡大。自宅療養者の健康観察などで各区の対策室の体制を強化する。
















