食卓に欠かせないマヨネーズや小麦粉が今月から値上げされ、8月には食用油の値上げも発表されている。原料価格が高騰し、各メーカーはコスト上昇分を企業努力で吸収することができなくなったとしているが、相次ぐ値上げに市民からはため息が漏れる。
キユーピー(東京)は、今月1日出荷分から家庭用マヨネーズの価格を約2~10%引き上げた。植物油の原料となる大豆など穀物の国際価格が、主産地の天候不順による減産の懸念や中国など世界的な需要拡大で上昇しているという。対象品目は20品で、広報・グループコミュニケーション室は「安定した商品供給のため、価格改定を実施せざるを得ない」と説明する。
昭和産業(同)も、1日納品分から家庭用の小麦粉6品、空揚げ粉などミックス粉19品、パスタ19品で約2~4%の値上げを行った。輸入小麦価格のほか物流や包材の費用も上昇したため、2020年9月に続く値上げとなった。同社コーポレート・コミュニケーション室は「コスト減少の基調がみられない」としている。
日清オイリオグループ(同)は8月1日納入分から、家庭用食用油23品を対象に、1キロ当たり50円以上値上げする。今年は4月と6月にも値上げを実施しており、3度目の価格改定。同社広報課は「大豆や菜種、パーム油の需給が逼迫(ひっぱく)している」と理解を求める。
相次ぐ値上げについて、市沼ノ端コミュニティセンターの料理サークル「Do~Brunch」(ドゥブランチ)の岩谷みさお代表は「仕方ない面もある」としながらも「小麦粉や油は教室でもたくさん使う」とため息をつく。「なるべく安く、良い商品を売っている店で購入したい」と自衛に努める考えを示した。
苫小牧消費者協会の山内幸子会長は「油が値上がりすると加工品など他の食べ物の値段も上がる」と指摘。「企業や消費者が食品ロスを減らす努力を続け、少しでも無駄をなくすことが節約につながる」と話した。
















