千歳市のキウス周堤墓群を含む「北海道・北東北の縄文遺跡群」(北海道、青森、岩手、秋田県の17遺跡)が世界文化遺産に登録されたことについて、道教委の池野敦教育部長は3日の道議会文教委員会で「子どもたちに北海道への愛着や誇りを育む『ふるさと教育』を進める上でも貴重な財産」と強調し、「縄文文化への正しい理解と、遺跡群の価値保全が重要」との認識を示した。安藤邦夫氏(公明党、苫小牧市区)の質問に答えた。
池野部長は「縄文遺跡群は、教育資源としても大きな可能性を持つ」と指摘し、関係部局や各市町と連携し「遺跡群の保存と活用に取り組むとともに今後、本道の教育に生かしていけるよう検討する」と述べた。
安藤氏は、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産委員会から、世界文化遺産として保存・管理する上で追加的勧告を受けていることにも触れ、「民間所有となっている土地の公有化や、構造物の一部撤去などに、どのように対応していくのか」とただした。
高見里佳文化財・博物館課長は「文化庁からは4道県が既に進めている取り組みや今後の対応方針について、世界遺産委員会も理解していると伺っている」と説明。道教委としては今後、「文化庁から勧告について説明があると考えており、その内容を踏まえ、必要な対応を行っていく」との姿勢を示した。
















