スケート靴研磨機で採火 「氷都」アピール パラ聖火 12日、無観客で

スケート靴研磨機で採火 「氷都」アピール パラ聖火 12日、無観客で
苫小牧市の採火式で使う研磨機で火花を散らして作業する坪さん

 東京パラリンピックが24日に開幕するのを前に、苫小牧市は12日、聖火の採火式を本庁舎の正面玄関前広場で行う。新型コロナウイルス感染予防のため無観客とするが、スケート靴用の研磨機を使って火をおこし、全国で初めてスポーツ都市宣言をした「氷都」苫小牧を世界にアピールする。

 パラリンピックの聖火は、ギリシャで採火する五輪と異なり、各地でおこした火を開催地に集める。道内では22市町村で12~16日に採火し、札幌市に集めた後、東京に届ける。東京では全国各地の聖火をまとめた上で、聖火リレーも行われる。採火の方法は自治体独自に決めることができ、地域性が出るのも特徴だ。

 苫小牧市では、スケート靴の刃を研磨する際に飛び散る火花を利用。パラアイスホッケーの選手がスティックを使って火種をドラム缶に移し、そこからトーチで岩倉博文市長が聖火用ランタン内に火をともす。ドラム缶は、とまこまいスケートまつりの名物「しばれ焼き」用の缶を使う。参加は関係者約10人に制限し、観覧は控えてもらう方針。

 式で研磨機を扱う新ときわスケートセンター(ときわ町)で整氷リーダーを務める坪孝さん(68)=澄川町在住=は「すでに何度も練習を繰り返し、成功している。仲間と一緒に役割を果たしたい」と意気込む。スポーツ都市推進課の畠山邦雄課長は「研磨機を使った採火は、氷都のPRになるだろうと考えた。感染対策を徹底し、成功させたい」と話している。

 ランタンは13日まで本庁舎1階に展示した後、16日に道庁赤れんが庁舎前庭で行われる集火式に向け、札幌市に運ばれる。

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