東京商工リサーチ北海道支社は、7月の道内企業倒産状況を発表した。倒産件数は9件、負債総額は14億6900万円となり、前年同月比で3件減少したものの、額は6億3600万円(76・4%)増加。倒産件数は7月としては過去最少だった。
地域別では、札幌市が2件で最も多く、旭川、岩見沢、釧路、苫小牧、石狩市が各1件。市以外の町村でも2件発生した。
原因別では、「販売不振」(5件)が半数以上を占め、「放漫経営」と「偶発的要因」が各2件だった。業種別では、卸売業と小売業が各3件で最多。サービス・他が2件、建設業が1件となった。
新型コロナウイルス関連倒産は4件発生。道内のコロナ関連倒産は累計で69件となった。
7月の企業倒産に伴う従業員の被害者総数は74人。今年1月からの累計では362人となっている。
道内の倒産件数が抑制された状態が続いていることについて、同支社では「コロナ関連の制度融資や補助金などの資金繰り支援の効果が持続しているため」と分析。ただ、企業業績が回復するには相当の時間が必要になると予想し、「企業体力を失い、これからの方向性を見いだすことができない企業を中心に、息切れ倒産が押し上げる形で、倒産は増勢に転じる可能性が高まっている」と指摘している。
















