帝国データバンク札幌支店は、2021年のSDGs(持続可能な開発目標)に関する道内企業意識調査結果を発表した。SDGsに積極的な企業は全体の32%となり、前年調査(18・7%)に比べ13・3ポイント上昇した。SDGsが掲げる17の目標の中で現在、力を入れている項目(複数回答)では「働きがいも経済成長も」が28・1%で最多だった。
積極的な企業(32%)の内訳は、「意味および重要性を理解し、取り組んでいる」が10・4%、「意味もしくは重要性を理解し、取り組みたいと思っている」が21・6%だった。一方、SDGsの存在を知りつつも取り組んでいない企業は54・7%と半数を超えた。
企業からは「土地・作物にやさしい肥料販売」(肥料・飼料卸売)、「北海道で捨てられる商品をリユース品として輸出」(一般貨物自動車運送)などの前向きな取り組み事例が挙がっているほか、「日頃から無駄をなくすこと自体で取り組むことになると思う。改めて目標を掲げることに違和感を感じる」(設備工事)との指摘も出ている。
SDGsに積極的な企業の規模別では、大企業が45%と4割を超えているのに対し、中小企業は29%と3割を下回った。中小企業のうち小規模企業は26・7%にとどまっている。企業からは「今は新型コロナウイルスから会社と従業員を守るという目の前の問題への対応で精いっぱい」(運動用具製造)との意見も寄せられている。
積極的な企業の業界別では「金融」が57・2%で最多。これに「製造」(39・8%)、「農・林・水産」(36・4%)、「建設」(35・3%)と続いている。
SDGsで掲げている2030年までに達成すべき17目標のうち、現在、力を入れている項目では、「働きがいも経済成長も」(28・1%)がトップ。以下、「つくる責任つかう責任」(20・1%)、「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」(18・6%)の順となった。
調査は6月17~30日に、道内企業1015社を対象に実施。537社から回答を得た(回答率52・9%)。
















