東京五輪の陸上男子走り高跳びで金メダルに輝いたイタリア代表のジャンマルコ・タンベリ選手から、事前合宿候補地だった苫小牧市に協力への感謝を伝えるメールが届いた。市がプレゼントした「とまチョップ」の人形キーホルダーを手に笑顔の画像も添えられてきた。
タンベリ選手は昨年2月の関係者による現地視察を経て、苫小牧を事前合宿地に内定。市側で練習場所や宿泊施設などの調整を進めた経緯がある。
その後、新型コロナウイルスの感染対策でイタリア選手団の合宿先が埼玉県所沢市に集約され、タンベリ選手も苫小牧入りを直前で見送ったが、市はご縁を大切に―と7月下旬、市職員が埼玉を訪問。とまチョップのマスクやキーホルダー、樽前山神社で必勝を祈願したお守りなどをプレゼントした。タンベリ選手から「苫小牧の涼しい環境で最終調整をしたかった」などの言葉があり、お礼にサイン色紙を受け取っていた。
五輪本番、1日の走り高跳び決勝でタンベリ選手は2メートル37センチの記録で並んだカタール代表のムタズエサ・バルシム選手と共に「ジャンプオフ」と呼ばれる追加試技をしない選択をし、2人同時の金メダリストとなった。
タンベリ選手からのメッセージと画像のメールは6日に到着。「金メダルを獲得しました。(合宿の受け入れに向け)私たちのさまざまな要望に応えてくれてありがとう。苫小牧に行けたら素晴らしい環境で練習でき、歓迎を受けられたと思うと行けなくて残念だった」などとつづられていた。
市はとまチョップとタンベリ選手の写真を付けたサイン色紙を7日から、練習場所に予定していた緑ケ丘公園陸上競技場(清水町)に掲示。市の担当者は「合宿はかなわなかったが、こちらの協力に感謝してくれていた。世界の一流選手も認める練習環境として、苫小牧への関心が高まるきっかけになれば」と話す。
















