白老町の仙台藩白老元陣屋資料館で9日、「2021陣屋の日」と題したイベントが開かれた。親子連れなど約100人が来場し、アイヌ古式舞踊の鑑賞やせんべい焼き体験などさまざまなプログラムを楽しんだ。
仙台藩士墓地供養祭と陣屋ゆかりの塩釜神社例大祭にちなんだイベントで、同資料館が陣屋跡積極活用プロジェクトとして企画した。
資料館前広場では、白老民族芸能保存会がイオマンテリムセなどアイヌ古式舞踊、虎杖浜越後踊り保存会が虎杖浜越後踊りを披露。来場者も踊りに加わり、郷土の伝統芸能を体験した。
また、お手玉やこま、拳玉など昔の遊び、せんべい焼きの体験コーナーが設けられ、子供たちの人気を集めた。
この他、岳風会白老支部による詩吟教室、陣屋クイズラリー、アイヌ民族の口琴ムックリ体験なども行われ、来場者は資料館の屋内外で展開された夏のイベントを満喫した。

















