北海道教育委員会は、文部科学省が実施した2021年度の道内公立学校施設の耐震改修状況調査結果を公表した。道内の小中学校の校舎4686棟のうち、基準指標の「震度6強」の地震に対応できるのは4590棟で、耐震化率は98・0%。前年度比0・7ポイント上昇した。全国平均(99・6%)との比較は1・6ポイント下回り、47都道府県で45位にとどまった。
道内179市町村別では20市町村が100%未満。胆振東部の小中学校では、苫小牧市で耐震化を終えていないのは1校で耐震化率は99・4%、白老町も1校で94・7%、安平、厚真、むかわの3町は100%だった。日高管内の全7町も100%。苫小牧市は21年度中に、白老町も22年度中に耐震化が完了する。
札幌市は98・0%で15校が耐震化を終えていない。石狩南部は千歳、恵庭、北広島の3市が100%。
また、小中学校の屋内運動場につり天井がある63棟のうち、バスケットゴールや照明器具などに落下防止対策が済んでいないのは14棟。落下防止対策の実施率は77・8%だった。つり天井がない1557棟で落下防止対策が済んでいないのは白老町の1棟、新ひだか町2棟を含め、149棟。落下防止対策の実施率は90・4%だった。
このほか公立高校(539棟)の耐震化率は98・1%で全国44位。公立幼稚園(50棟)は88・0%で43位。特別支援学校(213棟)は100%だった。
道教委は耐震化の遅れについて「学校の統廃合に時間を要したり、学校数が多いことに伴う財政事情もある。他の施設を含めて順序立てて進めている。個別に要請して取り組みを支援するとともに、国に対し必要な財源措置を要望していく」としている。
















