総合相談4万1800件超 道労働局 個別労働紛争解決制度 20年度は開始以来最多

総合相談4万1800件超 道労働局 個別労働紛争解決制度 20年度は開始以来最多

 北海道労働局は2020年度(20年4月~21年3月)の個別労働紛争解決制度の施行状況をまとめた。いじめや嫌がらせのいわゆるパワハラを含む総合労働相談件数は、前年度比2909件増の4万1846件で個別労働紛争解決制度の開始以来最多だった。労働者からの相談が最も多く2万2678件、事業主が1万2321件、その他が6847件。 

 民事上の個別労働紛争(労働者と事業主間の個々の紛争)相談件数は、過去最多だった前年度に比べ10・6%(983件)減の8275件。このうち「いじめ・嫌がらせ」を含む相談は全体の31・6%(2617件)を占めて10年連続のトップ。次いで「自己都合退職」に関する相談が13・7%(1132件)、「解雇」に関する相談が13・4%(1109件)、「労働条件引き下げ」に関する相談が9%(743件)の順。

 北海道労働局長による「助言・指導」の申し出件数は、前年度比15・2%(46件)減の257件と直近4年度で最少。内容は「いじめ・嫌がらせ」が34件(13・2%)、「解雇」が34件(13・2%)、「労働条件引き下げ」は22件(8・6%)、「自己都合退職」が21件(8・2%)、「雇い止め」が16件(6・2%)。

 北海道紛争調整委員会による「あっせん」の申請件数も同36・1%(118件)減の209件と直近5年度で最少となった。内容は「いじめ・嫌がらせ」が61件(29・2%)、「解雇」が38件(18・2%)、「労働条件引き下げ」が21件(10%)、「退職勧奨」が20件(9・6%)、「雇い止め」が12件(5・7%)。

 総合労働相談増加の背景について道労働局は「労働者の意識が向上したことに加え、(道内18カ所の)総合労働相談がコロナ禍で労基署やハローワーク、保健所などをつなぐワンストップ窓口の機能を果たしている」とみている。

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