デルタ株陽性率71% 道コロナ対策本部会議 置換加速 新規感染30代以下6割強 国に「Go To イート」持ち帰り・宅配限定版再開要請

「感染拡大に歯止めがかからない状況」と危機感を訴えた鈴木知事=10日午後4時50分ごろ、道庁

 道は10日、新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開き、道内の感染状況を分析した。感染力が強いデルタ株(インド由来の変異株)の直近1週間(8月3~9日)の陽性率は71・7%となり、前週に比べ24・7ポイント上昇。置き換わりが一段と加速し、約7割が札幌市に集中している。鈴木直道知事は「感染拡大に歯止めがかからない状況」と危機感を示し、「今週からお盆の時期に入り、移動も活発になる時期で感染リスクが最も高まる」と述べ、都道府県をまたぐ往来自粛を改めて求めた。

 直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は、全道平均で40・9人、札幌市で73・8人となり、共に国の緊急事態宣言の目安となる「ステージ4」の基準(25人)を大幅に上回っている。知事は「札幌市以外の新規感染者数も10万人当たりで22・1人と、緊急事態宣言の基準に近づいている」と説明し、「今後の感染動向を危機感を持って注視し、必要な措置を迅速に講じることができるよう準備を進めてほしい」と本部員に指示した。

 また、直近1週間の年代別新規感染者の割合は30代以下が全道で64%、札幌市で66%を占めていることも報告された。

 一方、昨年11月から停止している国の飲食店支援事業「Go To イート」については、テークアウト(持ち帰り)と宅配に限定し、再開を農林水産省に要請したことも明らかにした。昨年11月10日に開始したが、感染再拡大のため同30日から販売を停止している。時短要請などが長期化して飲食店が厳しい経営環境にあることを重視し、国と協議の上、今月中旬から再開したい意向を示した。

 6月19日から接種を開始した道の「北海道ワクチン接種センター」(札幌市厚別区のホテルエミシア札幌)は、今月13日で予定した接種を終える。知事は「おおむね予定していた4万回を達成できる見込み」と説明。「これまでは高齢者向けの接種だったが、希望する一般の人たちへの接種も加速していく必要がある」と強調。「接種センターの機能の有効活用に向けて検討を進めてほしい」と指示し、14日以降も存続させる姿勢を示した。

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