一般社団法人日本UD観光協会(札幌市)は9月30日まで、JR新千歳空港駅構内にバリアフリー観光相談窓口「しょうがい者・こうれい者観光案内所」を開設している。東京五輪・パラリンピックに合わせた実証事業の位置付けで、障害者や高齢者が安全・安心に道内を観光できるよう、バリアフリー宿泊施設などの紹介、車いすやベビーカーの無料レンタルなどを展開する。
7月20日から同駅窓口隣の一角15平方メートルにテーブルや椅子、広告物などを置く簡易的な案内所を構えた。同協会による認定資格の観光介助士、事業に協力する千歳市社会福祉協議会のボランティア計2人が常駐し、障害者や高齢者、子ども連れに情報を提供する。
道内のバリアフリー対応の観光体験や宿泊施設、障害者が割引を受けられる施設などを紹介しており、同協会発行の冊子「北海道バリアフリー観光」も無料で配布。事前予約制で車いすやベビーカーも無料で貸し出す。
事業費は人件費も含めて800万円で、北海道観光振興機構が半額を助成。今回は訪日外国人観光客が減り、同駅の遊休スペースを使う実証の位置付けで、同協会理事の吉田拓哉さん(40)は「皆さんが安全、安心に観光できるようワンストップサービスを目指したい」と意気込む。
同協会によると、道内では同様の窓口が2017年から、JR札幌駅に設置されている。新型コロナウイルス流行前の19年度、過去最多の1000人弱が窓口を訪れたといい、「車いすもレンタカーのような利用ができれば利便性はさらに増す。必要性を訴えながらステップアップしていきたい」と話している。
案内所は期間中、無休で午前10時~午後6時。予約、問い合わせは同案内所 携帯電話080(9614)8733。
















