日総と炊き出し業務で協定 大規模災害時、避難所などで 「いざという時に、温かい食事を」-むかわ

協定書を手にする竹中町長と日総の平井代表取締役

 むかわ町と町内の学校や福祉施設の給食サービスなどを請け負う「日総」(本社札幌市)は11日、「大規模災害時等における炊き出し業務の協力に関する協定」を結んだ。同日、町役場に併設する産業会館で調印式が行われた。

 協定は、2018年9月に発生した胆振東部地震の教訓を生かし、大規模災害発生時などにおいて避難所での炊き出しの供給を可能にするもの。同社は町内の学校給食センターの調理委託を受けており、災害時の炊き出しは1回当たり鵡川地区で約1000食分、穂別地区で約400食分になるという。

 調印式で、竹中喜之町長は「いざという時に、温かい食事が必要とされる。培われている質の高い食の提供を通じて、町民の安全安心につながることを期待している」とあいさつ。「今回の協定を縁に顔の見える、声の聞こえる関係を築いていきたい」と話した。

 同社は給食サービスのほかに介護事業なども展開していることから、平井英司代表取締役は「今回の協定は非常に光栄。炊き出しだけではなく、町の幅広い要請、要望に対応していきたい」と意欲を示した。

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