剣道男子団体で全道中体連を制した苫小牧啓北中の生徒5人が、20日に神奈川県で開幕する全国中学校体育大会第51回全国中学校剣道大会団体戦に出場する。個人戦にも出る大洲卓真主将(3年)は「持ち前のチームワークで一戦一戦大事に戦いたい」と抱負を語った。
啓北中は全道大会(7~8月、釧路市)の団体戦で優勝。先鋒・小林秀成(3年)、次鋒・木村優斗(2年)、中堅・木村賢黎(3年)、副将・長浜連(同)、大将・大洲の布陣で大舞台に挑む。
先鋒・小林は付属函館との決勝で面で一本勝ち。相手が半歩前に出てきた隙を逃さなかった。「自分の力を最大限発揮できた」と手応え十分の結果だった。「全中でもチームに勢いをもたらすような試合をしたい」と息巻く。
中堅・木村賢は決勝で小手で一本を取られて悔いを残した。仕掛けようと前に出たところをうまく合わされた。「全道では悔しい思いをした。全中ではチームに貢献したい」とリベンジに燃える。
大将・大洲は全道大会の個人戦でも優勝を果たした。決勝は同じ苫小牧勢の菊池颯太(青翔中3年)に勝利した。何度も対戦してきた相手だけに「慎重に立ち回った」という。手元が空いた隙を狙った小手が決まり一本勝ちした。小学年代も含め2度目の全国大会。「3位以内を目標に挑む」と意気込みを語った。

















