接種

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 けさは不安にかられながら検温した。昨夜は飲酒もせず早めに就寝し、ぐっすり眠れたはずにもかかわらず、全身が疲労しているような気だるさ。地球の重力を必要以上に体中で感じるが、体温は平熱の36度2分。まずは一安心。きのう新型コロナウイルスワクチンの2回目接種を終えた。

 苫小牧市保健センターで7月から展開中の職域接種を利用した。接種を希望しながら予約を取れない人も多いと思われる中、当社は毎年の健康診断を同センターで受けていた幸運もあって、他の市内中小企業と同様に接種枠が割り当てられた。不特定多数の人と接する仕事柄、周りに迷惑を掛けるリスクを抑えられることが、うれしい。

 取材で接種場面を事前に見ていたこともあり、針がぶすっと腕に突き刺さるあの絵面に恐怖心があった。ところがいざ注射針を打たれると、その瞬間は全く痛みがない。1回目接種の際は、看護師に「上手ですね」と上機嫌で軽口をたたいたぐらい。翌々日になって、腕はかなり痛みが出たので勝手に損した気分になったが、2日間程度でうそのように痛みは消えた。

 そんなわけで2回目はきつい副反応を覚悟していたが、今のところは「これで免疫が付く」と言い聞かせれば我慢できそう。もちろん個人差があって、同僚の中には高熱を出した人もいれば、無症状だった人もいる。変異株が猛威を振るう中、自分の命を守る行動を、今後も心掛けたい。(金)

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