苫小牧市内の企業経営者らでつくる二世紀倶楽部(喜多新二会長)は18日、市文化交流センターで例会を開き、子ども食堂を運営する市内3団体の代表者から子どもたちが抱えている課題や地域に求められている役割について学んだ。各団体の代表者らは、地域ぐるみで子どもを育てることの重要性を訴えた。
二世紀倶楽部の会員は27人で、定期的に例会を開き、経営や経済について学んでいる。子どもの福祉をテーマとした例会は、新型コロナウイルス流行下で活動を縮小して活動費に余剰が生じたことから、新たな視点でのまちづくり活動として初めて企画。会員ら11人が出席した。
NPO法人寺子屋子どもの未来の山川貢代表は、市内で子ども食堂活動が始まってから5年が経過したが、子ども食堂の数があまり増えていないことを指摘。「活動の拡大には公的なバックアップが必要だ」と強調した。移動型の子ども食堂を運営するNPO法人子ども総合支援ネットワークの畠山俊彦代表は、寂しい思いをしている子どもが地域に潜在している実情を報告した。
NPO法人木と風の香りの辻川恵美代表は自傷行為や他害行為、早朝からの地域徘徊(はいかい)など、問題行動を繰り返す子どもたちの実態を説明。「これらの子どもたちの保護者も精いっぱいの状況で子育てしている。今、必要なのは地域の大人たちの子どもに対する愛情」と訴えた。
喜多会長は「虐待や貧困の環境になくても、親からの愛情が薄い子がいる。この例会をきっかけに会員が地域の子どもに関心を持ち、何かの活動につながれば」と語った。
例会では「あしながおじさん事業」として、3団体に5万円ずつ活動資金を寄付した。
















