陸上自衛隊第7師団(千歳市)は9月7日、2021年度長距離機動訓練の一環で、苫小牧港・西港から東千歳駐屯地までの公道約30キロで、90式戦車など戦闘車両11両を自走させる。走行ベルトにゴムパッドを装着し、時速20キロを基準に走る予定で、北部方面総監部は「従来通り騒音対策を施し、安全を確保しながら自走する」としている。
同訓練は7回目。11年に始まり、16年から毎年展開している。即応陸上防衛力を構築する一環で、陸海各輸送手段を併用して車両を長距離移動させる。陸自の一般的な車両移送はトレーラーを使うが、第7師団は戦車部隊を中心とする陸自唯一の機甲師団とあり、重戦力を遠隔地に迅速かつ円滑に運んで任務を果たすため、戦車を公道自走する訓練を行っている。
今年の公道自走は9月6、7両日、釧路駐屯地から東千歳駐屯地まで。訓練車両は90式戦車3両、同戦車回収車2両、89式装甲戦闘車2両、89式155ミリ自走りゅう弾砲3両、87式自走高射機関砲1両の計11両。安全確保のため一緒に走る陸自の通常車両は約40両、参加隊員は約270人を予定している。
このうち苫小牧の自走訓練は同7日に展開する予定。釧路港から防衛省が借り上げている民間フェリー「ナッチャンworld」で車両を苫小牧港・西港に運び、午後9時から同11時ごろに国道234号、国道36号などを経由し、師団司令部のある東千歳まで走行する。
















