目標下回る日胆献血 コロナ禍や猛暑が影響、赤十字苫出張所は協力呼び掛け

目標下回る日胆献血 コロナ禍や猛暑が影響、赤十字苫出張所は協力呼び掛け
日本赤十字社の献血バス=24日、コープさっぽろパセオ川沿店駐車場

 新型コロナウイルス禍に加え、今夏の厳しい暑さなどが影響し、道内では献血者が減少し、必要数に満たない状況が続いている。献血に協力する企業などが増える一方、リモートワークの拡大もあり、胆振、日高地域でも献血者の減少傾向に歯止めが掛からない。日胆の15市町で献血を実施する北海道赤十字血液センター苫小牧出張所は、日本赤十字社の献血ウェブ会員サービス「ラブラッド」の登録などを通じた協力を呼び掛けている。

 苫小牧出張所によると、今年4~7月で200ミリリットル献血は、目標の35人を3人上回る38人だったが400ミリリットル献血は目標の4075人に対し、4042人。200ミリリットル献血単位で見ると、63人分の不足となっている。

 毎月、市内15~20カ所を移動車で巡回。職員が積極的な献血を呼び掛けているものの新型コロナの感染拡大に加え、猛暑や残暑で外出機会が減っていることなどが低迷の要因となっている。

 コロナワクチンの接種が進んでいるが、接種後48時間は献血できないため、ワクチンの職域接種と日程が重なって協力企業が集団献血をキャンセルするケースも。7月は目標2065人に対し、86人分不足した。

 8月もコロナの感染再拡大に伴う、道内への「まん延防止等重点措置」の影響で目標数を下回る可能性があり、日本赤十字社は、献血が不要不急の外出に当たらないことをアピールする。

 同出張所の担当者は「苫小牧は例年、目標を上回る実績を上げてきた地域だけに道内他地域からの期待も大きい。全道、全国的に献血者不足は深刻だが、何とか医療機関などの期待に応えたい」と話す。

 ベッドの消毒や換気など感染防止対策を徹底していると「安心、安全な献血環境」をPR。電話やインターネットでの事前予約のほか、献血の予約や献血記録の確認がウェブ上でできるサービス「ラブラッド」への登録を求める。

 同サービスの道内での新規登録状況は、毎月2600人確保の目標に対し、5、6両月は100人近く上回ったが7月は2482人と下回っている。

 担当者はコロナ禍に加え、全国各地で災害が多発する中、「今、必要な血液を安定供給するためには多くの方の理解と協力が不可欠」と訴えている。

 24日は、苫小牧市川沿町のコープさっぽろパセオ川沿店に献血バスが出動。30日は午前9時半からのぞみコミセン(のぞみ町)、同午後1時半からはビッグハウス明徳店(明徳町)で活動予定だ。

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