苫小牧市は3日の市議会定例会で、道が7月に公表した太平洋沿岸の「津波浸水想定」で浸水域などが拡大したことを踏まえ、今年度中に市内全域の津波浸水想定図を作った上、来年度には地区別の津波ハザードマップの改訂や新規策定作業を進める方針を示した。
橋本智子氏(民主クラブ)の一般質問への答弁。
市は津波ハザードマップについて、市内全域の新たな津波浸水想定図を基礎資料に「各地域の避難所や避難経路などを落とし込みながら見直す」とした。
特に西部地区は浸水の深さや範囲の変化も考慮し、新たなハザードマップを作るという。
野見山慎一市民生活部長は、短時間で高い場所に避難する「垂直避難」の考え方を盛り込む必要性に触れ「現在の津波避難ビルの活用や新たな津波避難ビルの指定も検討する」と説明。「町内会や自主防災組織の意見を聞き、より実用的なハザードマップになるよう作業を進めたい」と述べた。
道は日本海溝(三陸・日高沖)と千島海溝(十勝・根室沖)を震源とするマグニチュード9の巨大地震の発生を想定。苫小牧市の津波高は、従来の想定(最大値は市内元町の8・5メートル)を上回る最大9・7メートルで、浸水域は想定対象の道内37市町中で最も広い1万224ヘクタールとなっている。
















