市内中学校で学校祭シーズン到来 感染対策徹底し工夫凝らす、人数分散や内容変更

市内中学校で学校祭シーズン到来 感染対策徹底し工夫凝らす、人数分散や内容変更
壁新聞の清書をする生徒たち=苫小牧ウトナイ中学校

 苫小牧市内の中学校で、学校祭シーズンが始まった。今年は新型コロナウイルスの緊急事態宣言期間(8月27日~9月12日)と重なる学校が4校あり、それぞれ規模を縮小したり、例年と内容を変更したりしながら準備中。コロナ禍で恒例の発表ができず日程をずらした上、代替のレクリエーションに切り替えた学校もある。

 市教育委員会は8月27日付の通知で、緊急事態宣言期間中の学校祭の中止や延期を求めているが参加人数の分散や規模縮小など十分な感染防止対策が講じられる場合は実施を認めている。今年度は当初から合唱などを避け、密にならない工夫をする学校が多かったが今回の宣言を受け、保護者参観を見送るなど対策を強化している。

 ウトナイ中(中川恵介校長)は8~10日、1学年ずつ3日間に分けて「アートフェス」を行う。保護者参観は見送り、各学級1枚ずつ製作した壁新聞を展示するほか、少人数での演劇を学年ごとに披露。中川校長は「決断力を養い、互いを認め合う貴重な機会。普段の授業とはまた違った学びの場となる」と学校祭の重要性を説く。

 演劇の練習などは学年ごとに時間をずらしたり、複数の教室に分かれたりして実施。3年生の壁新聞は修学旅行で訪れた岩手県で東日本大震災の被災者に聞いた話や夏休み中に市内の飲食店のコロナ禍を取材した記事などをまとめている。

 3年の渡邊ここみさん(15)は「緊急事態宣言で、学校祭がなくなるのでは―と心配していたが壁新聞を通して、学校の事をより知ることができる」と喜ぶ。高橋尚斗さん(14)も「みんなで一つの物を作ることは、クラスの団結力向上につながっている」と語る。

 明倫中(遠藤玲校長)も10日、切り絵の展示や演劇を実施するが一般の参観は見送り保護者には、懇談会などの機会に学校祭の模様を映像で紹介したい考えだ。

 一方、緑陵中(荒川歩校長)は総合的な学習の成果を披露する恒例の「みどりの実収穫祭」を11日に予定していたが、コロナの影響で職業体験や宿泊研修を行えず、1学期の段階で2年連続での中止を決断。代替のレクリエーションとして21~24日、人数を分けてミニバレーなどを実施することになった。生徒会主体で運営し、荒川校長は「生徒たちに達成感を味わってもらうだけでなく、自治能力の育成にもつなげたい」と話す。

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