2委員会で陳情不採択 原発処理水の 海洋放出などめぐり

2委員会で陳情不採択 原発処理水の 海洋放出などめぐり

 苫小牧市議会の文教経済委員会(岩田薫委員長)は8日、「福島第1原発の処理水を海洋放出しないことを国に求める要望意見書提出に関する陳情」を審査し、賛成少数で不採択とした。

 脱原発・自然エネルギーをすすめる苫小牧の会(浦田操会長)が提出し、津田孝事務局長は趣旨説明で「処理水は希釈されても有害な放射性物質。北海道の海、苫小牧の漁業に悪影響が及ぶ」と訴えた。

 最大会派・新緑は「今後は技術革新も期待される。きょうの段階では決断できない」と主張。公明と改革フォーラムは「世界基準で安全は確認されている」として不採択を求めた。民主クラブ、共産は「処理水の海洋放出は大きな影響が出る」と賛同を呼び掛けたが、採決で委員6人のうち賛成は2人にとどまった。

 厚生委員会(宇多春美委員長)は同日、北海道医療労働組合連合会が提出した陳情を審査し、不採択とした。医療・介護・福祉への十分な財源確保や人員確保、保健所の増設や保健師の増員などを盛った要望意見書を国に提出するよう求める内容。

 新型コロナウイルスで逼迫(ひっぱく)する医療・介護・福祉の充実を図り、国民の命と健康を守る趣旨で、委員から賛同する意見も出たが、人員確保については東胆振1市4町の首長と議長の連名で6月に国や道に要望していることから「すでに同内容の要望を行っている」として反対多数となった。

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