一夜限り咲く花として知られるゲッカビジン(月下美人)が苫小牧市花園町3の河田廣さん(86)方の軒先で10日夜、純白の華麗な大輪を咲かせた。河田さんははかなさゆえの美しさ、上品な香りを堪能。かれんな姿を妻の幸子さん(83)とうっとり眺めた。
月下美人は、中南米原産のサボテン科の常緑多肉植物。高温多湿を好み、初夏から秋にかけ数回、強い香りのある花を咲かせる。河田さんは15年ほど前に知人にもらった1株を挿し木などをして大切に育て、株分けし二つの鉢に植えた。
寒さに弱いため、10月から翌4月ごろまでは玄関に入れて水や肥料を与え、気候や日照に配慮しながら夫婦で成長を見守ってきた。「特別な手入れはしていないが今年は例年の倍、つぼみが付き驚いている」と河田さん。咲き始めたのは10日午後7時半ごろで、同9時半ごろには5輪がほぼ満開で、直径15センチほどに広がった。
河田さんから開花の知らせを受けて駆け付けた知人らも「美しいのひと言」「これまでで1番の出来と見応え」などと絶賛した。
今年は15個もつぼみが付いたといい、河田さんは「理由は不明だがすごい生命力、コロナ禍に負けるなと言っているよう。(紙面を通じて)ほっこりとした気分を届けられたら」と笑顔だ。
















