苫小牧港・西港漁港区の違法建築物問題は、倉庫などを移設、撤去する是正作業が完了し、2012年10月の問題発覚から約9年、策定・改正した計画通りに作業を終えた。
苫小牧漁業協同組合(伊藤信孝組合長)所属の漁業者がプレハブ倉庫など最大70棟を違法建築し、漁具の保管などに用いていた問題。12年10月の市議会議論で発覚した。
建築確認申請を行わなかったり、土地の管理者に無許可だったりと同漁協、市、苫小牧港管理組合それぞれの対応に問題があった。同漁協が市と管理組合に提出した是正計画に基づき、問題の解消に取り組んでいた。
同漁協は市から漁港区の南側3775平方メートルを取得し、用地造成などインフラ工事を経て、船だまり付近にあった倉庫13件を移転、新築。既設の共同利用倉庫への入居4件と併せ、すべての建築物と漁具の移転を終え、違法建築物の撤去も計画通りに終えた。
8月24日、同漁協、市、同管理組合の3者で、是正完了を現地で確認した。同漁協は「漁業者も今の状況を理解した上、是正に取り組んだ。長い時間を要したが、一区切りすることができた」としている。
















