苫小牧市の新型コロナウイルス感染者数は前週(5~11日)6人で、人口10万人当たりの感染者数は3・5人だった。約2カ月ぶりに10人以下となり、7週間ぶりに国が示す最も深刻な感染状況の基準「ステージ4」(同25人)も下回った。ただ、市内でも感染力の強いデルタ株(インド由来の変異株)が猛威を振るっているとみられ、苫小牧保健所は「油断せず感染防止に取り組んで」と訴えている。
道が公表する週別(日~土曜日)新規感染者数によると、苫小牧市は7月25日の週以降、6週連続で「ステージ4」を上回っていたが、8月22日の週から減少傾向に転じ、前週(9月5~11日)は9週間ぶりに10人を下回った。ステージ4はもちろん、ステージ3(15人)も下回り、同保健所は「クラスター(感染者集団)の発生や緊急事態宣言の発令を踏まえ、市民が基本的な感染対策の徹底に協力してくれた成果」と強調する。
宣言発令前の8月中旬は、全国高校選抜アイスホッケー大会や高校の部活動で新たなクラスターが相次ぎ発生し、10代を中心に感染が急拡大。同15日の週にはピークの週別90人、10万人当たり感染者もステージ4の倍近い53人だったとあり、同保健所は「宣言発令による学校の部活道自粛などで10代の感染が抑えられ、そこから広がる家族内感染なども収まってきた」と分析する。
しかし過去にも、感染の抑制、宣言の解除、人流の活発化、感染の再拡大―を繰り返してきただけに、「今はまだ緊急事態宣言中ということを忘れないで」とくぎを刺す。市内でもアルファ株(英国型)、デルタ株とより強力な変異株に置き換わってきたとみており、「マスク着用や不要不急の外出自粛、食べながら話さないなど基本的な対策をしっかり続けてほしい」と呼び掛けている。



















