あす自民党総裁選告示  道内でも党員・党友票争奪戦 派閥一本化見送りで行方混沌 3陣営動き活発化

あす自民党総裁選告示  道内でも党員・党友票争奪戦
派閥一本化見送りで行方混沌 3陣営動き活発化

 自民党総裁選が17日告示され、29日の投開票へ向け激しい選挙戦を展開する。告示を前に道内でも、出馬を表明している3陣営が約3万8000人とされる党員・党友票の獲得に向けた活動を活発化している。派閥の大半が事実上の自主投票とし、支持候補の一本化を見送る異例の展開。菅義偉首相支持に雪崩を打った昨年の前回総裁選とは異なり、行方は混沌(こんとん)としている。

 これまで総裁選には、岸田文雄前政調会長、高市早苗前総務相、河野太郎規制改革担当相の3人が出馬を表明。野田聖子幹事長代行も出馬を模索している。

 今回の総裁選は、国会議員票383票と同数の党員・党友票383票の合計数で争う「フルスペック」の選挙戦。全国で113万人以上とされる党員・党友は各都道府県連に28日までに郵送で投票し、投開票日に党本部が全国分を集計。「ドント方式」と呼ぶ仕組みで国会議員票と同数の383票に換算し、各候補に割り振る。

 1回目の投票で1位が有効票の過半数に届かなければ、上位2人の決選投票となる。その場合、国会議員票の383票は変わらないが、党員・党友票は各都道府県連がそれぞれ最も得票が多かった候補に1票の計47票へ圧縮される。

 道内でも、この党員・党友票争奪戦が告示前から過熱している。岸田氏の地元である広島県連の幹部が14日、道連本部を訪れて支持を要請。河野氏も15日に道議有志とオンラインで会合を開いて、政策や道内での支持拡大を訴えた。高市氏も支持を打ち出した安倍晋三前首相の人脈を生かし、道内での浸透を目指す活動を開始している。

 主要派閥の大半が支持候補の一本化を見送った影響もあり、道連幹部は「党員・党友票は全く読めない。近づく衆院選の顔として、誰なら勝てるかの選択になるのかもしれない」と話す。道連では告示日当日に選挙戦が確定した段階で、道内の党員・党友へ投票用紙を発送する準備を進めている。

 一方、道内選出国会議員は衆参合わせて11人。内訳は細田派が4人、二階派が3人、麻生派が2人、竹下、岸田派が各1人。まだ多くが支持候補を鮮明にしていないほか、同一派閥の候補ではなく別の候補を支持する動きも。国会議員票も激戦模様だ。

関連記事

最新記事

ランキング

一覧を見る

紙面ビューワー

紙面ビューワー画面

レッドイーグルス

一覧を見る