東京商工リサーチ北海道支社は、道内企業を対象とする新型コロナウイルスに関するアンケート調査結果を発表した。2021年度に賃上げを実施した企業は70・1%で、賃上げ率は「3%未満」が63%を占めた。コロナ禍が長引いた場合、廃業を検討する企業の割合は6・7%となった。
コロナ禍での賃上げの実施率は、大企業が80・9%だったのに対し、中小企業は69%にとどまり、11・9ポイントの差がついた。
賃上げの内容(複数回答)では、「定期昇給」が81・5%で最多。以下、「ベースアップ」(35・9%)、「賞与(一時金)の増額」(34%)、「新卒者の初任給の増額」(11・9%)、「再雇用者の賃金の増額」(4・9%)の順。同支社では「業績低迷の中で定期昇給を見送り、賞与や一時金で社員の実質収入をカバーする企業も増えている」と分析する。
賃上げ率は「1%以上2%未満」が36・5%で最多。次いで「2%以上3%未満」(26・5%)だった。「1%未満」を含む賃上げ率「3%未満」で全体の6割強を占めた。
債務(負債)の過剰感に関しては、「コロナ後に過剰感」(18・7%)と「コロナ前から過剰感」(10・5%)を合わせ、29・2%の企業が「過剰債務」と回答した。
コロナ禍の収束が長引いた場合、廃業を検討する可能性について6・7%の企業が「ある」と回答。廃業を検討する時期に関しては「1年以上」が74・2%で、「1年以内」が25・8%だった。
調査は8月2~11日にインターネットで実施。道内企業506社が回答した。
















