苫小牧市の姉妹都市・東京都八王子市は22~29日、水揚げ日本一を誇る苫小牧産ホッキ貝を学校給食で提供する。新型コロナウイルス流行により、ホッキの取引価格が低迷する中、同市が国のコロナ対策事業を活用して支援する。八王子市教育委員会は「苫小牧の名産品を食べて応援したい」と話している。
同市はコロナ禍で苦しむ姉妹都市の産業を支援しようと、今年1、2月にも国の補助事業を活用し、苫小牧市のブランド牛「北雪牛(ほくせつぎゅう)」を学校給食で提供している。今回も、緊急事態宣言の発令でホッキ貝の飲食店需要が激減したことを受け、ホッキ給食を企画した。
苫小牧漁業協同組合、加工業のマルゼン食品(苫小牧市)が協力し、国補助で苫小牧産ホッキ約1・2トンを仕入れ、ホッキカレーにして八王子市内の全小中学校107校に約3万8000食を提供する。苫小牧の学校給食レシピを再現する予定で、八王子市教委は「甘味あるジューシーなホッキの味わいを、子どもたちに楽しんでもらう」と意気込む。
ホッキカレーを食べる際、子どもたちに両市のつながりはもちろん、苫小牧の資源管理型漁業についても解説する予定という。同市教委は「守りながら取る漁業を知ってもらうことで、姉妹都市に興味を持つきっかけを作りたい。コロナが収束したら苫小牧に行きたい、と思うような機会にしたい」と話す。
苫小牧のホッキは現在、1キロ当たり卸値が前年比2~3割減で、300円を下回る状況。同漁協の赤澤一貴総務部長は「緊急事態宣言で厳しい取引が続く中、八王子の取り組みはとてもありがたい」と感謝し「消費者目線からすれば今が買い求めやすい。注目されるきっかけになれば」と期待している。
















