苫小牧商工会議所は、会員事業所の従業員に提供するサービス「とまポンカード」のリニューアルを検討している。事業開始から15年が経過し、発行枚数は1万枚を超えたものの利用が少なく、提携事業所が減少しているため。アンケートを実施して意見を募り、今年度中にも方向性を示す方針。
とまポンカードは、1枚100円で購入後、提携事業所で提示すると、割り引きやサービスを受けられる仕組み。提携事業所は年間登録料3000円でイメージアップ、販路拡大、集客効果を狙い、同商議所会員にとっては福利厚生の一助となる。2006年にスタートし、発行枚数は1万3493枚(8月20日時点)を数える。
しかし、提携事業所は当初129件、07年に139件となったが、その後は年々減少。13年に88件と100件を下回り、21年(8月25日現在)は飲食店や小売店、温泉施設など48件にとどまっている。
同商議所は4月ごろ、同カードの利用実態を調べるため、提携事業所を対象にアンケート(28件回答)を実施した。利用頻度は月平均19・6回で、満足度は「普通」17件、「満足」6件、「不満」5件。不満足の理由として「あまり利用する人がいない」「市民に知られていない」―などの声があった。意見として、「アプリ化して情報を更新してほしい」や「参加企業を増やすべき」といった指摘もあった。
同商議所の担当者は「提携事業所が減少し、マンネリ化が進んでいる」と受け止め「意見を参考に、今年度中にも方向性を決めたい」と話した。
















