千歳川でのサケの本格的な遡上(そじょう)期を迎え、サケの採卵作業が千歳市蘭越の国立研究開発法人水産研究・教育機構資源さけます部門千歳さけます事業所で行われている。
日本海さけ・ます増殖事業協会による資源保護を目的としたふ化放流事業。今季は9月8日にスタート。捕獲の状況に合わせ2~3日に1度のペースで行っている。今季の採卵目標は7230万粒。サケは千歳川左岸の千歳市花園に設置したインディアン水車(捕魚車)で採捕され、蘭越の蓄養池に移送。卵の成熟を待って採卵している。
18日は今季6回目の採卵。蓄養池で採捕した親魚をベルトコンベヤーで採卵場へ。職員が雌の腹を採卵刀で割き、かき出した卵を専用のホーロー盆に取り出して手際よく雄の精子を掛け、かき混ぜて受精を促した。受精卵は冷水の水槽で保管される。この日は親魚の雌965匹から255万8000粒を採取した。
9月21日現在の捕獲数は3万9336匹。昨年の同期実績を約1万匹ほど下回るが、過去10年の累計比較では約5000匹上回る。同協会の安藤雅規業務課長は「今季の親魚は体長40~50センチとやや小ぶり。川では多くのサケを確認している」と話している。
捕獲と採卵作業は12月中旬まで続く。
















