道は21日、2021年度基準地価(7月1日時点)を発表した。道内の平均価格(1平方メートル当たり)は、札幌市に加え石狩管内全市の上昇幅が拡大したことから住宅地は2万800円(前年度比プラス0・3%)となり、1991年以来30年ぶりに上昇に転じた。一方、商業地は新型コロナウイルス感染症の影響を受けて9万800円(同マイナス0・6%)となり、2年連続で下落した。
調査地点は、道内全市町村の住宅地735地点、商業地261地点、工業地15地点、林地18地点の計1029地点。林地を除く、住宅地、商業地、工業地の「全用途」平均でもプラス0・1%(3万8800円)と30年ぶりに上昇した。
道によると、住宅地で標準地価が上昇したのは札幌市の87地点をはじめ、千歳市9地点、恵庭市8地点、北広島市7地点、苫小牧市2地点など計182地点。前年度(152地点)に比べ30地点増えた。人口10万人以上の市別の平均価格では、札幌市が9年連続上昇し、前年度に比べ7・4%上がって8万6000円に。江別市も3年連続上昇し、11・1%上がって3万700円。一方、苫小牧市は下落幅は縮小したものの21年連続下落し、1・3%下がって1万9800円にとどまった。
商業地は、札幌市の39地点を最多に、千歳市3地点、恵庭、北広島両市各2地点、苫小牧市1地点など計62地点で上昇。前年度(63地点)に比べ1地点減った。札幌市はコロナ禍で上昇幅は縮小したものの、平均価格は4・2%上がって42万5700円に。江別市は上昇幅が大幅に拡大し、10・2%上がって4万2300円。苫小牧市は下落幅が縮小したものの0・7%下がって3万3600円となり、25年連続で下落した。
住宅地の上昇率の首位は北広島市共栄町4の8の23で、19・2%上昇して2万9800円に。上昇率は全国2位だった。札幌市の地価上昇波及に加え、プロ野球北海道日本ハムファイターズの新球場「ボールパーク」開業(23年予定)に向けた需要の高まりによるものとみられている。上昇率のベスト10は、北広島、恵庭、石狩の石狩管内3市で9地点を占めた。
商業地の上昇率も北広島市(共栄町1の13の12)がトップ。14・7%上昇して3万4400円に。上昇率は全国でも5位だった。こちらも「ボールパーク」開業に向けた将来性や希少性からの高い需要を反映したものとみられている。2位には13・2%上昇して3万円となった恵庭市漁町159が入り、道では「背後住宅地の需要増加に伴う価格上昇を反映したものと思われる」と分析している。上昇率のベスト10は、北広島、恵庭、千歳、江別の石狩管内の4市で8地点を占めた。
道内の商業地で最も地価が高かったのは、札幌市中央区北3条西2の1の13で400万円に。4・4%上昇して37年連続で全道トップとなった。住宅地は札幌市中央区宮ヶ丘2の474の86で9・8%上昇して33万7000円となり、33年連続で首位を堅持した。



















