一 言

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 8月の全国高校選抜アイスホッケー大会で起きた新型コロナウイルスの集団感染に、小生らスポーツ部記者が巻き込まれた。期間中に取材で会場を出入りしていたことから、濃厚接触者に認定され自宅待機となった。

 それぞれPCR検査は陰性で一安心したが、連日大会関連の感染者増加を見聞きするたび不安が募る。取材中の行動経路、感染症対策に不備はなかったか。小生より長く会場で取材活動をした後輩記者の体調は。スポーツ面に穴は開かないか。

 電話や無料通信アプリで連携を取りながら、何とか読者の皆さまに記事を提供し続けることはできた。達成感に浸るのではなく、コロナ禍の取材活動における教訓にしなければと肝に銘じる。

 コロナ差別が問題視される昨今、自宅待機で泣く泣く取材を断っていた他競技の関係者からはねぎらいの声を多く頂いた。「空気がよどんでる。病気になりそう」。心ない言葉を掛けられたりもしたけれど。(北)

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