東部地区の需要堅調 住宅2地点上昇、下落率は縮小 苫小牧市内21年度基準地価

東部地区の需要堅調 住宅2地点上昇、下落率は縮小 苫小牧市内21年度基準地価
苫小牧市の商業地で上昇した「拓勇東町4の2」周辺

 道が21日発表した2021年度基準地価(7月1日時点)によると、苫小牧市内の平均変動率は、住宅地が前年度比1・3%減、商業地が同0・7%減だった。住宅地は21年連続、商業地は25年連続で下落したが、下落率はいずれも2年ぶりに縮小した。地価の「東高西低」が続く中、東部地区では上昇もみられた。

 調査地点は、住宅地16地点、商業地5地点、工業地1地点の計22地点。

 1平方メートル当たりの平均価格は、住宅地が同400円減の1万9800円、商業地が同300円減の3万3600円、工業地が増減なしの1万3300円。下落幅は前年と比べ、住宅地が0・4ポイント、商業地が0・9ポイントそれぞれ縮小した。

 住宅地は、上昇が2地点、横ばいが4地点、下落が10地点。前年と比べて、上昇が1地点、横ばいが3地点増え、下落が4地点減った。上昇はいずれも東部地区で、「明野新町1の17」が上昇率3・2%の3万6000円、住宅地最高値の「三光町3の26」が同1・6%の3万8000円だった。

 商業地は、上昇が1地点、下落が4地点。前年は横ばいだった東部地区の「拓勇東町4の2」が上昇率3・5%の3万5500円。一方で中心市街地の衰退を示すように、「表町4の2」は下落率が最大の3・1%で3万1000円だった。商業地最高値は「木場町1の10」で、下落率2・3%の4万6800円だった。

 道総合政策部は「商業施設の集積などから東部地区で需要が堅調」と分析。市内は大手企業の進出に合わせるように、住宅地や商業地が東進してきた歴史から、東部地区は職住近接など利便性も高く、厳しい経済情勢下でも需要が高いとみられる。

 苫小牧市を除く東胆振4町は住宅地、商業地がいずれも下落した。平均価格と下落率は次の通り。

 【白老町】▽住宅地(3地点)7400円、3・3%▽商業地(1地点)6400円、5・2%【厚真町】▽住宅地(3地点)5000円、2・6%▽商業地(1地点)1万100円、6・5%【安平町】▽住宅地(3地点)6200円、4・1%▽商業地(1地点)1万1100円、4・3%【むかわ町】▽住宅地(3地点)7500円、4・1%▽商業地(1地点)1万1300円、5・8%

基準地価

 各都道府県が国土利用計画法に基づき、毎年7月1日時点で調べる土地1平方メートル当たりの価格。国土交通省が毎年1月1日時点で調べる公示地価と併せ、土地取引の指標として活用されている。道内では今年度、住宅地735地点、商業地261地点、工業地15地点、林地18地点の計1029地点を調べた。

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