アジアで初開催となる体験型観光「アドベンチャートラベル・ワールドサミット・バーチャル北海道」(ATWS北海道)が20日から24日までウェブ上で開かれた。新型コロナウイルス感染拡大に伴うオンラインでのプログラムで、国内や海外の旅行業者、メディア関係者を結び、道内各地のツアーやアイヌ文化をアピールした。
オンライン配信されたATWS北海道の一部映像が21日に再放映され、札幌市内の特設会場のモニターで道内の報道関係者に公開された。
冒頭、サミットを主催した「アドベンチャートラベル・トレードアソシエーション」のケイシー・ハニスコ会長は、コロナ禍での開催に「世界はいまだ不確実で厳しい時期にあるが、希望を持ってスタートしたい」とあいさつ。「持続可能な事業計画に重点を置き、観光客不足に苦しむ地元経済の助けとなり、厳しい時期を乗り切れると信じている」と期待を込めた。
赤羽一嘉国土交通相は、豊かな野生生物を育み、おいしい食べ物と多様性をもたらす日本の四季を「北海道を含めた日本の環境は、世界に誇れるアドベンチャーツーリズムの資源の宝庫」とアピール。テーマの「共生」について「わが国の先住民族のアイヌ文化が体現してきた自然との付き合い方は、アドベンチャーツーリズムが目指すべき理想」と強調した。
鈴木直道道知事は「北海道の食や温泉などの魅力あるコンテンツを全世界に発信できることをとても楽しみにしている」と歓迎した。
初日のプログラムでは人類学者のエリザベス・リンジー博士が「私達の自然」と題し基調講演。期間中、分科会やグループ討議、オンライン商談会、メディア交流会が行われたほか、阿寒、摩周、知床など道内15コースの自然を6本の映像にまとめ、東北、四国、九州の映像も放映された。
ATWSは毎年、約60カ国から800人前後が参加している。コロナ前の欧米での市場規模は70兆円超とされ、今後北海道の観光の柱と見込まれている。
















